いい靴を履くと
良い場所に連れて行ってくれる
そんなことわざを、いつかどこかで聞いた気がする。
本当は、道なんて自分で選んで
自分の足で歩くもので
どこへ向かうかも、どこで立ち止まるかも
すべて自分の意志で決めるべきなのだと、
頭ではわかっているけど
それでも、ときどき思う。
もしも、履くだけで“正しい方角”を教えてくれる靴があるのなら。
迷いを察して、黙って一歩先へ
導いてくれる靴があるのなら。
何も考えずに、ただ足を預けて歩いてみたい。
選択の責任から少しだけ逃げて、
「これは良い道だよ」と囁いてくれる何かに、
身を委ねてみたい。
甘えだと言われても
人生のすべてを自分で決め続けるのは、少しだけ疲れる。
だから今日くらいは、
“良い場所へ連れていってくれる”
そんな靴を履きたい。
歩き出した瞬間だけは、
心が軽くなれる気がする。
今年も残りわずか。
無事に駆け抜けていきましょう(^^)
