墨の匂い、筆の太さ、呼吸の速度。
すべてが揃い準備ができたとき、
自然と姿勢が低くなる。
そして、ようやく一文字目が落ちる。
一年の始まりにふさわしく
立派に仕上げるために行う書き初めは、
単なる文字遊びではなく
身体と心を差し出すための儀式に。
思わずRが
「ああぁぁぁ〜どっち?!」
なんて声が漏れてしまうほど
筆圧や所作のひとつひとつに
その瞬間のすべてが表れていて可笑しかったし、
あまりに味のある書き初めの仕上がりに
鞭をふりおろしたくなったよね。
命令でも、服従でもない。
「ここに在る」という誓いの言葉


